今回は自己中心的な人にならないためにどうすればいいか?逆に自己中心的な人に対してどう対処するかについて話します。発達障害のASD優位な人に多いタイプでもあります。基本的に自分の関心が強く人に無関心だからです。
1.人の話をいつの間にか自分の話に→会話ドロボウ
例えば「自分先週の日曜に〇〇に行ってきたんですよ。(この後に景色とか周辺のお店のことを話そうと思っている)」と話題を切り出すと「俺が日曜日みたドラマが面白くてさぁ」とか「私もそこ行ったんだけど~がいいよね」みたいな調子で人の話を自分の話にすり替えてしまう人です。
こういう人と喋っていると、話を聞いてもらおうという気持ちが萎えるだけでなく「ていうか、なんで自分が聞き役にならなきゃいけないの?」という思いで欲求不満だけが残り、会話がストレスです。少なくとも楽しくはありません。こういう話の腰を折る人には二つのタイプがあります。
1つは話をするのが楽しくてつい喋りすぎてしまう無邪気な人。誰かと話す楽しさにはしゃいでしまい相手などを感じているのかが気が回りません。私が会社で見かけるこのタイプは単身赴任や独身だったり家族や友人など身近な人との会話があまりない寂しい思いをしているだったりします。ウザイですがある意味さみしがり屋さんでもあります。
もう1つは話を「つまんない」などバッサリ切り倒すタイプ。これは人をイラつかせます。この手の人は基本的に聞くのが得意ではなく、おまけに短気で自分の価値観で面白くないものを切り捨てます。ハッキリしていてそれはよろしいのかもしれませんが、コミュニケーションという意味ではきついですね。。。そもそも会話においては誰もが楽しめる万人向け受けする話題などないので、普通は興味がなくても相手の話はなるべく遮らないで最後まで聞くのが礼儀というものです。でもこのタイプは「で、結論は?」「ふーん(を連発)」「ところでね」などを多用し、興味のない話題をすぐに話を変えようとします。相手のつまらない話よりも自分の話の方がよほど面白いと思っているのでしょう。
対処法
会話ドロボウタイプは基本的に相手の話をじっくり聞けません。なので自分の話を聞いてもらうのは諦めるのがよいでしょう。むしろ自分が喜んでほしい会話は避けるのが吉です。会話をしてから「この人会話ドロボウだな」と気づいた場合は、相手の会話に乗ってあげて、適当に相槌を打って会話を切り上げるか「別の用事があるので・・・」とその場を離れましょう。
2.自分を認めて:欲しがり君
私は欲しがり君と呼んでいますが、根拠もなく自分は認められるべきと思い込んでいたり、自分は特別に許されると勘違いしている人です。自尊心が高いのは結構なのですが、自分がミスをして迷惑をかけても他人事のような顔をしていたり、周囲に助けてもらっていることを理解している様子が感じられないのが特徴です。
「その態度はなんだ」と指摘をすると「私はこういう理解をしてしまいがちなので私のことを理解して次からこうしてください」と逆に上から目線で文句を言ったりするので周りはヒヤヒヤして腫れ物扱いしてしまいます。干され気味になると「私は感受性が強いから気づくのですがこれは私に仕事をさせていない状態ではないですか?コンプライアンス部署に相談していいですか?」と「感受性強いなら普段から気づけよ」とツッコミたくなるほど神経が図太いタイプです。
本人はなぜか自分を「大事にされるべき特別な存在」と勘違いしていて受け身でいても必要なものを与えられると思っているので、非常に厄介です。甘やかされて育ってきた人に多いのですが、他人に受け入れてもらおうとすれば本人のそれなりの努力が必要になることを分かっていません。当然周りも受け止めてくれるわけがないのですが、こうなると次に「周りは自分のことをわかってない」と思考を切り替え被害者意識を持ちます。そして誰かに相談するという形で名前や依存したい心を満たそうとするのです。
対処法
こういうタイプは肯定は禁物です。肯定する相手につけ上がって依存し要求するからです。(肯定した相手の神経をすり減らします)。文句や要求をされたときは「あなたの気持ちに気づかなくてごめん」と表面を取り繕って、会社であれば然るべき部署に任せましょう。指導でよくなる可能性は限りなくゼロです。
3.空気読めない→場を凍り付かす
ある意味率直で素直な意見を出せる人なのですが、聞き手が不快に思ったり戸惑ったりするような話題を振ったり、不謹慎な態度を取ってしまう人のことです。例えば会議でAのテーマについて話していて、これから佳境に入るときに急に関係のないBのテーマについてあっけらかんと質問する。相手が気にしている容姿のことを知人や家族を引き合いに笑いのネタとして出す(髪の薄い人を目の前に「最近うちの親父がどんどんハゲてきてて可哀そうで」と言う)、などです。
こういう人は悪気がなく言ってしまうだけに発言自体を防ぐのは困難なのが特徴です。自分を客観的に把握する自己監視能力が低く、人の表情から気持ちを察する能力が弱い人にありがちで、その場のメンバー内で浮いている自分に気付けません。本人には自分の関心事を伝えているつもりなのですが、世間で生きるにはそれが不適切な話題になる場合があります。
対処法
こういうタイプはNGシーンをパターンで学習させるしかありません。「会議は1つのテーマが終わるまで次のテーマに入らない」「得意先の前では容姿についてネタにする話題を出さない」などハッキリと分かるように伝えるのが大切です。また理由を言うのも忘れないように。本人が納得しないとまたやってしまうからです。「会議で特定のテーマの話し合いで他のテーマを出すと、場が混乱して話がまとまらなくなるから」「相手が不快な捉え方をする可能性があり、今後の取引の継続に支障が出たら会社の損失になるので」という感じです。いちいちそこまで言うの?は禁物で、相手は空気を読めなくて困っている可能性もあるのです。なので教えてあげることが相手のためになることがあると思って教えましょう。
とり八さん、
前回、有給の件でご相談させてもらったむたです。その節ではお世話になりました。
とり八さんの自己紹介を見せていただき、面接の話や、同時進行や進捗管理、正確さが苦手でいらっしゃることなど私も同じなので、とても共感しました。
私もとり八さんのように乗り換えられたらなと思います。。