ADHDの生き方探し

得意な生き方を選んで一度きりの人生を充実させましょう。

2転ばぬ先の杖

No73.ありのままは美しいけど

投稿日:2021-06-18 更新日:

最近会社であったことなのですが、ある再雇用の契約社員の契約内容を変えたいという相談がありました。

対象者は定年後に法律により雇用することが定められている「定年後再雇用」されている方(企業は定年退職した人は引き続き65歳まで雇用することが法律で義務付けられている)なのです。60歳の定年を過ぎて5年間も働くのはきついですが、老齢年金支給開始が65歳からなので仕方ないことなのか…中には遠距離通勤する人もいるし。本当に大変なことです。少子高齢化が進んでいる日本では近いうちに年金支給開始が65→70歳までに延びるそうなので、併せて再雇用制度も65→70歳に延びる見通しだそうですが、人間そんな年まで元気に仕事ができるものでしょうか?😨

さて問題の社員は最近周りとのコミュニケーションがうまくいかない上、仕事にも支障が出ているとの上司の苦情があり、勤務時間と職務を変えたいという内容でした。その上司を交えた打ち合わせをすると、4月から部署の人数が減ったので、皆の担当業務を少し増やしたところ、その人だけが「今までと同じ業務じゃないとできない」と苦情を言ったのです。上司からすると今までの業務の応用でできるはずだし、本人もそんなに忙しい感じに見えないのになぜ強硬に拒むのか分からないとその上司。その再雇用者はその上司のかつての先輩だったこともあり、「再雇用となった身分でもワガママ言えば通用すると思っているんじゃないか?」と上司は言います。

この時点でADHDの私には「ひょっとしてこの人ってお仲間なんじゃないかな~」的な想像がぼんやりと浮かんできました。やろうとしても本人が努力ではできない何かがあるのかなと・・・(勝手に決めつけてはダメですが、こういう会社で問題になる人はその傾向が高いのです)そこから堰を切ったように上司の愚痴が始まります。「そもそもあの人、風呂に入っていないのか、体臭か加齢臭のきつさで女性職員から苦情きているんだよね。スーツの襟にもフケみたいな白い粉ついているし。」正直これは業務に関係ないんじゃないかな?と思いつつも今はスメハラって言葉もあるしむげにはできません。更に上司と業務の追加の件で匂いの指摘をされた際に感情を害したのか、ティシュケースでバリケードを作るようになったり、頻繁にトイレに行って出てこなくなったり、それを上司が指摘すると、今度は会社の医務室に行ってしまってそのまま早退する(しかもその連絡を上司に言わず産業医にお願いする伝言形式)という困った事態が発生してしまいました。

産業医に相談して、本人の精神状態を踏まえて労働時間(1日6時間→4時間勤務)と職務(システムを使った事務処理から社内メール便の配送やコピーのような軽微な庶務に変更)を変えることで上司も納得し、契約内容を変更しました。月給は労働時間が減った分に応じて減額されます。さてこの人の問題行動を聞いていると自分のルーティンを崩される事を嫌い、叶わないとパニックになるというどっかで聞いたような事例が。「あ、発達障害」じゃないか( ゚Д゚)どうも様子はASDに近いものがあるなと思いました。この人には特段の対応、例えば業務変更の指示のやり方には「事前のマニュアルの用意」、匂いの指摘の仕方には「別室での対応」が必要だったんじゃないかな。もっと早く相談があれば助言できたんだろうけど今回のケースは職場の人間関係を完全にこじらせてしまいました。この点は本人の努力もほしかったところ。周囲を刺激しないような対応ができていれば周りの目ももう少し優しかったでしょう。

人間ありのままで生きるのは素晴らしいことだし、自分の意思をはっきり示すのは生き方として尊重されるべきだと思います。他者と自分を必要以上に比較しても劣等感に陥りやすくなるし、自分に自信は持った方がいいです。でも社会で生きていくには味方や友達、それを作るための礼儀やマナーを身に付けるのが集団で悪目立ちしない最低限の努力だと思いました。月に1回は髪を切り、爪も2週間に1度は切る。スキンケアはしなくていいから毎日風呂に入って体と髪を洗う。毎日ひげはそらなくていいから髪は整えて出勤する、等です。人に好かれる方法はなくても嫌われない方法はあるのです。余談ですがここ3年くらいでメンズコスメがすごく売れているそうです。女性が見た目で感じていたプレッシャーを同じように男性も感じることになるとは、、、悲しい現実ではありますねが、自分を綺麗に見せたい、それを周りも好意的に見るという風潮が普通になってきている感じはありますね。

特に自分の好きなこだわりを誰かの評価ではなく、自分自身で楽しむっていいですよね。たとえば「シトラスの香りが好きって感じる自分が好き」という感じです。こうやって自己肯定を重ねていくことは楽しく生きるための工夫だと思います。

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へ
にほんブログ村

にほんブログ村 健康ブログ 健康的な生活へ
にほんブログ村

にほんブログ村 その他生活ブログ 生活術・ライフハックへ
にほんブログ村

-2転ばぬ先の杖

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

No.8就労移行支援とは

就労移行支援とは、障害者総合支援法が定める障害福祉サービスの一つで一般企業への就職を希望する障害者の方々が、必要な知識や能力を習得するために行われる支援です。就労移行支援を利用することで必要な能力や知 …

No.7伝えるためのコツ

発達障害あるあるかもしれませんが、聞き手がわかるかどうかを想像せずに思ったままの言葉を話して相手に(・・?という顔をされたり、伝わるには伝わったけど勘違いされたりした経験ありませんか?他にも「自分の伝 …

No.62日記は発達障害に有効か?

皆さん日記って付けていますか?仕事で必須の手帳すらほぼ真っ白の自分は、日記なんてとても続けられません。でも日記を続けることで得られる何かがあるんじゃないかなとも思っています。今回は日記のメリットと続け …

No.21障害年金申請その3

  前々回(No.19障害年金申請その1) 前回(No.20障害年金申請その2) 理由(なぜ年金を申請しようと思ったか) 情報収取(申請に必要なものを確認) 事前相談 申請に必要なものの手配 …

No.20障害年金申請その2

前回(No.19障害年金申請完了)の続き 理由(なぜ年金を申請しようと思ったか) 情報収取(申請に必要なものを確認) 事前相談→前回ここの途中で終了 申請に必要なものの手配 いざ申請へ 事前相談(続き …