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2思考のクセ・他者理解

No.62(思考のクセ)感情を言い換える

投稿日:2020-12-27 更新日:

今回は発達障害者には必須スキルとも言える気持ちの切り替えについて書きます。よく失敗を引きずって更に別の失敗をしたり、日常生活の失敗を仕事に引きずったりと、失敗を一度で完結できない悩みをよく聞きます。

原因

1.目の前のことに気を取られ過ぎる
発達障害者は時間に対する概念が弱く締切や未来像に向けた見通し・予想をしたり、ゴールから逆算した優先順位付けを無視して目の前の物が重要でなくてもまず手を付けてしまう傾向があります。そのため今見えていることや言葉や、わかっていることだけにとらわれやすいです。終わった事は事実として受け止めつつも、長期的な見通しを忘れないようにしなければならないのです。

2.0/100思考のため、失敗しやすく失敗したときのダメージも大きい
そもそも普通の人は最悪のゼロを避けるために失敗しても30くらいは残るような発想をするのに対し、発達障害者はハイリスクハイリターンの極端な一発勝負に出がちです。失敗すると大きな不利益を受けるので後悔の度合いも大きく、切り替えようにもストレスの高い状態が続き、他の事に集中できなくなるのです。

対策

1.「原因分析に集中する」
うまくいかなかった結果だけにフォーカスせず、そうなった状況や理由にも目を向けてみると見え方が変わってくることがあります。その上で、次の機会にはどうしたらいいのかと建設的に考える習慣をつけることで自動的に先に進むことで改善が期待できます。

2.「失敗するのも含めて自分だと認める」
自分に自信が持てなかったり、完璧主義志向の場合、気持ちを切り替えられない自分にイライラすることがあります。「~すべき」の思考が強いタイプの人は「切り替えなきゃ」と逆に自分を追い込んでしまうことがあります。「わかってるんだけど自分は考えすぎちゃうんだよね~」ぐらいに自分を客観的に見れたらいいですね。

言い換え

あとは気持ちを別の言葉で言い換えることも重要です。同じ意味合いの言葉でもポジティブな気持ちや感情が乗った言葉を選べば、そのあとの行動に前向きさが出るのではないかな、と思います。よく発する言葉として以下の言い換えを提案したいと思います。一応発達障害の種類別に分けてみました。

・ADHDの人

No 言い換え前 言い換え後 ポイント
1 優先順位を付けられない 思慮深い より良い方法を考えているのです!
気弱な/押しに弱い 優しい/温厚 性格が良いのです!
存在感がない 協調性の高い 積極性がないわけではないのです!
空気を読めない 失敗を恐れない チャレンジ精神の現れです!
先延ばしする じっくり考える 行動力がないわけではないのです!

他にも「コロコロ意見が変わる→柔軟性がある」、「飽きっぽい→多趣味/切り替えが早い」なんてのも言えそうですね。

・ASDの人

No 言い換え前 言い換え後 ポイント
頑固・融通が利かない 意志が固い 分からず屋ではないのです!
要領が悪い・堅苦しい 正直/きちんとしている 誠実さの表れなのです!
細かいことを気にする 几帳面・堅実 ミスを回避するために手堅いのです!
遠慮がない 堂々としている 自分の価値観をしっかり持っているのです!
視野が狭い 集中力が高い 1つの事への集中力が強いのです!

他にも、「一言多い→論客タイプ」、「気が利かない→物事に動じない」なんてのも言えそうですね。

というわけで上記のような言い換えを意識することで自己肯定感を高めて前向きな生活を送りたいものです。もちろん人への評価や感想にも使えると思いますよ。言い換え前では悪口でも、言い換え後は誉め言葉になりますから。人間関係も良くしちゃいましょう。

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