シルバーウィークのような連休のおかげで「ゆっくりする」「~へ出かける」というリフレッシュができる反面、終わりが近づくと日曜日にあるあるのサザエさん症候群(休み明け仕事に対する抑うつ状態)が倍増で襲ってきますよね~Σ( ̄ロ ̄lll) 実際連休明けって前日どんなに休んでも仕事のリズムに体を慣らすのに1~2日かかるものです。というわけで今回は連休明けにメンタル不調に備えるための私なりの連休前後の3か条の心得を書いてみたいと思います。
連休明けADHDの3つの心得
1.連休中の「早寝」で睡眠時間を確保
翌日の学校や仕事の心配がないとつい「夜更かししてSNSでもやろう」、「昼まで寝よう」という気持ちになりますよね。でもこれが続いてしまうと、学校・仕事が始まったときに、ダルさ・眠気を感じてしまう、「連休時差ボケ」が起きてしまいます。
連休だからこそ寝る時間と起きる時間は普段と1~2時間以内のズレに抑えたいところです。普段日付が変わってベッドに入る人であれば、
起きる時間を遅らせるより早く寝た方がいい です。
普段深夜1時に寝る人であれば0:00には寝てしまいましょう。できれば脳の90分睡眠サイクルを踏まえ90分の倍数で6:00(6時間睡眠)や7:30(7時間半睡眠)等に起きる方が睡眠の質を高めます。
2.連休後の2日間は全力を出さない
「リフレッシュしたし頑張ろう」って連休初日から飛ばしてはいけません。連休中仕事を離れて思い切りリフレッシュできた方や、仕事や課題を積み残して連休に入ってしまう方は注意です。連休で緩んだ気持ちは急には戻りません。特に発達障害があると過集中を起こしてしまいがちで、
自身の疲れにすら気づかず、往々にして無理なペースで飛ばし
てしまい、その結果週半ばで
どっと疲れます。
ここは焦る気持ちをぐっとこらえてMAX70%運転です。できれば60%で。え、それでは積み残しの仕事や課題終わらない、ですって?
それでいいんです。
周りの定型発達の人を見てください。皆一所懸命やっているようで(あ~調子上がんねーなぁ)とか思いながらちょいちょい手抜きしてやっているはずですから。
3.疲れたら気持ちをシェアする(リア友/SNS)
そうはいっても、連休明けは自分が力をセーブしようとしても、連休前に溜まっていた業務がどっと飛んできたり、いつもより営業日の少ない週で必然的に忙しくなる、というのも事実。職場の事情で能力をフル発揮せざるを得ないケースもあるでしょう。
そんな時は、しんどい・つらい気持ちをシェアするのが一番。素直に
忙しいです。゚(´つω•`。)゚。
仕事が終わらない~
と自分の気持ちを人に伝えましょう。こういう話を聞いてくれるリア友がいればベストですが、いない場合は、SNSでつぶやいてしまうのも手です。文字であればツイッター、音声であればスペースやツイキャスなどで
思う存分吐き出してしまえばいいのです。
よろしくないのは「弱音なんて吐けない」と自分で気持ちを抑え込もうとすること。そもそも人の心の特性として、気持ちを抑圧すればするほど自分を客観的に見ることができなくなります。人に話すことで共感されて安心したり、客観的なアドバイスをもらえたり、「よし明日は自分なりにやれることをやろう」と現実的に考えることができるわけです。人と人とのつながりで不安を克服しましょう。
ただ一つ留意点が・・・そこに気持ちよさを感じて夜中までSNSの世界に居続けることです。会話やリプを眺めながら気づけば深夜…なんていうのは余計にパフォーマンスを落とすだけです。
時間を決めてアラームをかけておくか、スマホ自体を時間制限しておくのがよいでしょう。あとは時間が来たら「今日はここまで。寝よう」って言ってくれるSNSを探すことですね。
4.最後に
これは連休明けに限らない話なのですが、私は素の自分を大事にして生きることが大切だと思っています。人間は家族や学校、会社など社会の中で集団生活を営む以上「親に見せる自分」「先生に見せる自分」「同僚・上司に見せる自分」をそれぞれ使い分けているのが普通で、固い言い方をすると「見せる自分=装備」みたいな感覚で、自分とはこういう人ですよ というアピールをしながら生きているものです。こういうふるまいをするのは人として普通のことで、「相手が誰であろうとマイペース」なんていうのは演歌の大御所か会社の社長みたいにあるジャンルで昇りつめた人しかできないことです。
そうすると自然と人間は疲れるというかリラックスを求めるものです。古くからの友人と行きつけの居酒屋で会話を楽しむ、とかTwitterで知り合った気の置けない人との団らん、みたいな感じです。または人目を避けて森林浴とか静かなバーで落ち着いた時間を過ごすというのもアリかもしれません。こういう本当の意味で誰にも気を使わない・干渉されない時間や空間で過ごすのも大事なんですよね。休みの日だけでもいいのですが、平日にもあればなお良いと思います。楽しく話すのもぼーっとするのでも体を動かすのでもいいので、素の自分をさらけ出せる時間と空間を作ってみてはいかがでしょうか?