ADHDの生き方探し

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1発達障害

No.57過去の嫌な記憶

投稿日:2020-08-28 更新日:

たまに音声配信アプリで発達障害関係の悩み相談をしているのですが、こんな相談がありました。

相談

僕は過去の嫌な思い出を忘れられないんです。
・幼稚園の時にガキ大将に意地悪されてトイレに入れず漏らしてしまったこと
・小学校のときにクラスでつまはじきにされ、不登校になったこと
・中学校でもっと堂々としろ、大きな声を出せと先生にしつこく言われたこと
・大学生のときに彼女にウジウジして気持ち悪いと言われ振られたこと
・社会人になって上司から大声で叱られるなどパワハラを受けたこと
・後輩に馬鹿にされたり反抗的な態度を取られて注意もできなかったこと

こういったことが夜寝ているときや、昼休みの時間や電車に乗っているとき、家で当時の状況と似たような場面のドラマを見ているときなど、頻繁に心に浮かび上がってきて、その時の恐怖感やみじめな気持ちにとらわれるのです。

今は家族もいて子供の親として、妻の夫として堂々と生きていく様を示さなければならない立場なのにこういう気持ちになる自分が嫌でしょうがないです。

こういう性格を変えるにはどうすればいいでしょうか?

回答

発達障害の方にありがちなことなんですよね、過去の嫌な体験を引きずってしまうというのは。私も自己肯定感の低さからネガティブな記憶が抜けないんですよね。(;^_^A

まず性格を変えるのは難しいです。性格を変えられるのは脳を交換するしかないですけど、それは人類史上成功した例はありませんし、できたとしてもそれはあなたではな別の人になってしまうわけですから。

過去を記憶するのは人間の独自の能力みたいです。それは未来を予測して危険を回避するという防衛本能から来るそうです。あなたは防衛本能が高い人と言えるわけです。でもそのせいで悩んでいるんですよね。

そこまで不安が浮かんでくるあなたは、別の言い方をすると「未来志向の人」とも言えます。ここを変えてみるのはどうでしょう?具体的には「今」に集中するのです。今やらなきゃいけない仕事、今目の前にある楽しみ、今食べたり飲んだりしようとしているもの、これらを考えたり、没頭したり、味わったりしていれば、そのときは未来の不安は少し減りませんか?

人間以外の大多数の動物は、日常的に今の瞬間のことを考えて生きています。もちろん渡り鳥がある時期がくれば別の地域に移動するような「ざっくりした予定」は脳にありますが、それだってその時期が来るまでは忘れています。

動物は人間のように計画的な人生を歩めない分、今に集中せざるを得ないわけですが、人間も少しは動物らしさを見習ってもいいんじゃないかなと思いますよ。

実はこれ、昔座禅体験をしに行ったお寺で住職さんから聞いた説法の内容を若干アレンジしたものなんです(笑) でも相談してくれた人は満足げだったので、我ながらナイスアドバイスだったと思います(/・ω・)/

というわけで皆さんも、将来の不安が気になったら、今に集中してみましょう。奇しくも心理学で有名なアドラーさん(「原因があって結果があるのではない。結果を決めてから原因を後で作っているんだ」という理論で有名な心理学者)も同じような事を言っていました。

最後に

自己肯定感に関してなんだけど、学校や会社では真剣に取り組んでほしいなと思います。できない人にできるようになるテクニックを教えろというわけじゃなく、できてもできなくても「またやりたい」とか「こんな先輩や上司になりたい」という気持ちになるような教育や指導をしてほしいということです。

これとは逆の現実が多いと思います。自己肯定感の低い人は不安定な職業に就いたり転職を繰り返すというデータもあります。自身や楽しさを支援に感じるような気持ちにさせる指導はできれば義務教育でやってほしいところです。校外での体験学習や芸術や音楽など文化に触れさせるのが意欲や関心を持たせるのが良いようです。コロナの関係で修学旅行やスキー教室も中止の可能性が高まっているようなご時世なのでこういう体験活動や行事は減る一方なのかもしれませんが…

特に発達障害の子は教室での一方的に聞いたり読んだりするだけの授業に飽きっぽさや不快さを感じがちなので、校外学習や文化的な体験は積極的に導入してほしいなと思います。

先生の負担が増えるなら親の協力も求めれば賛同する親も多いんじゃないかなと思いますよ。むしろ積極的な親もいるんじゃないでしょうかね?

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