ADHDの生き方探し

得意な生き方を選んで一度きりの人生を充実させましょう。

5.つぶやき・時事ネタ

No.56(つぶやき)善悪は主観で決まる

投稿日:2020-08-26 更新日:

TVでコロナ禍で頑張るホストクラブのドキュメンタリーをで見ました。コロナ前まで賑わっていた新宿歌舞伎町はガラッと様相が一転。消毒・検温・三密対策を取り、客数制限をしたり一生懸命お客さんに来てもらおうと努力する姿勢が伝わりました。

TVを見た感想

一方で新聞やTVでは連日歌舞伎町を始めとする夜の飲食店について「あいつらが感染源だ」といわんばかりの報道をされていました。実際の新宿・池袋では実際に感染者が多く発生したこともあり、小池都知事はバーやナイトクラブの出入りを自粛するよう促しています。これを機に「夜の街関連業」(=ホストクラブやキャバクラのような歓楽街で接待飲食業を指す言葉)という新たな言葉が全国に広がりました。

こういう「夜の街関連業=コロナリスク高い」というイメージが一度ついてしまうと業界は大変です。夜の街関連業も普通の定食屋や喫茶店と同じように消毒・検温・ソーシャルディスタンスなどの感染症対策を取っているのにも関わらず、感染リスクがある危険な場所というイメージが先行してしまう。中には「水商売のような(客の気分を良くさせて高額な請求をする)仕事をやっている連中だから危ないんだ」という職業への偏見もあります。ホストクラブ経営者はこういった世の中の風潮に対し「コロナで大変なのはホストも同じ。夜の街を差別することで、やり場のないコロナへのストレスを吐き出すのは止めてほしい」と組合を作って訴えていました。

多数派が偉いわけじゃない

ここから発展させて訴えたい論点は、世の中、何かを主張したり行動する際は本質的に「差別する(か差別する側に付く)」か「それと戦う(か戦う側に付く)か」だけで動いていて、中立というのは存在しないのではないか?ということです。例えば

夜の街関連業で働く人はそれ以外の業界で働く人より社会に対して悪影響を与えやすい

事務・企画系労働者は肉体・作業労働者より知的で生産性が高い

一流大卒はFラン大卒より社会的地位が上で、人生勝ち組になれる

男性は勇敢、女性は従順であるべき

異性愛者は正常、同性愛者は異常

みたいな感じです。

こういう議論が起きたとき、多くは「どちらでもない」という中立の立場ではいられないような気がするのです。ある特定の主義主張を支持し行動することによって、またはしないことによって敵か味方かを判断する、そんな風に社会になっているんだなと。差別される側もする側も多数派になるために、特定層の支持を得たり、教育や訓練をし多数派に近づく。そして少数を悪者にして社会的に悪者のレッテルを張り、主要なポジションから排除する。反対する人は注目されるが、平等や中立を主張する人は注目されない(反対派寄りの平等や中立的立場は注目される)。

個人のアイデンティティーよりも多数派かそうでないかで優劣を競って差別のマウント合戦をしているように見えます。自分が「何を訴えたいか」ではなく「自分が生き残るため、敵を倒すため」に何かを語り、行動する。そんな人やそれを支持する人が増えているのではないかなと思います。政治家で主流である政策の支持者だった人が、社会の風向きが変わった瞬間から反対派に回る(そして反対派が主流になる)ような感じです。

賛成反対の前に事実を

マウント気味の発言というのは、往々にして発言の矛先の人たちを攻撃するという意図があります。例えばSNSや5チャンネルのようなネット掲示板で、日本の隣国の悪口を書く人がいます。内容を見ると往々にして偏見の塊なのですが、彼らは悪口を書くことで

1.自分を支持する人に認められたい  そして、

2.自分の差別的発言に賛同する人が一定数いることを想定している

から行動を起こすのです。そうでないなら、わざわざ公の場に書き込まず、自分の日記にでも書いておけばいいわけですから。

話を戻して…新聞やテレビで悪者扱いしている「夜の街関連業」もひょっとしたらしばらくすると下火になるかもしれません。でもそうなる前に世の中の動き、例えば夜の街関連業に対する連日の報道に対して、賛成(そうだ。夜職ってそんなもんだ)・反対する(夜職は悪くない。差別するな!)のどちらでもなく、「マスコミの報道の仕方は事実を適切に報道しているのか?」、「たまたま夜の街で感染が最初に発生しただけではないのか?」と賛成でも反対でもない中立的な立場で考えてみるのが大事のではないでしょうか?

別解:こういう返し方もある

最後にTVでスカっとしたと同時に考えさせられた発言を書いてみたいと思います。これは第三者としての中立の立場といよりは差別される当事者としての対応です。

以前、キングと言われてJリーグ創設時に日本サッカー界を引っ張ってきており50歳でも減益を続けている三浦知良(カズ)選手が、現役を続けていることに対し、元プロ野球選手で野球評論家の張本勲さんが、某テレビ番組で加齢によるパフォーマンス低下で出場機会が減っているのにチームに属している事に対して

「カズほどの実績のある選手がずっとチームに残っていると、伸び盛りの若い選手が試合に出られない。もうお辞めなさい」

と言ったことがありました。この発言には明らかに「スポーツ選手として全盛期を過ぎた選手がいつまでもチームに残るのはみっともない」という意図が込められていました。放映後に「よく言った張本!」「カズへの侮辱だ!」という2つの派に分かれてネットで炎上しました。まさに差別する側と差別される側の対立です。しかしカズ選手は後日自身のTwitterで次のように返したのです。

張本さんほどの方に言われるなんて光栄です。「もっと活躍しろ」って言われているんだなと。

(張本氏がカズ選手に対し)「引退しなくていい」と言える水準までパフォーマンスを上げなさい、という激励と捉えたのです。レジェンドと言われるカズ選手が張本勲というプロ野球界のレジェンドの顔を立てつつ、相手の攻撃を無効化したのです。偏見を含んだ言葉を中立的にみるというよりは、ポジティブにこういう返しもできると素敵ですね、というエピソードでした。

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ ポジティブな暮らしへ
にほんブログ村

にほんブログ村 サラリーマン日記ブログへ
にほんブログ村

-5.つぶやき・時事ネタ

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

No.24(つぶやき)自己紹介(ADHD~社会人)

今回は私が社会人になってからADHDにどう苦しんだか、そしてADHDにどう気づいたかを書こうと思います。 1.社会人になってから 私は大学卒業後、運良く、社会人になれました。よくADHDをはじめとする …

NO.43(つぶやき)オンライン化で得する人と損する人

コロナで私は非常に助かったことがあります。それは通勤が減った事。都内に住んでいる自分は片道90分かけて通勤しています。それが週二の在宅勤務になってどれだけ生活に余裕ができたことか…今まで自動的に失われ …

No.44(つぶやき)婚活助成金ってどうでしょう?

少子化は経済にダメージ 日経平均株価はまだ高い水準ですが、これはリスクマネーが行き場を失ってたまたま株式市場にとどまっているだけでしょうね。(先物も金が連日の高値更新です)ただ、経済の先行きは少し怪し …

No.25(つぶやき)自己紹介(ADHD~社会人2)

  WAIS3Ⅲ(発達検査)を受けました。 40代も半ばに入っていた求職明けの1月。かねてからネットで調べた発達障害の診療可のクリニックを受けに行きました。 最初は医師ではなくカウンセラーに …

No.39(つぶやき)障害者という肩書いる?

厚労省のWEBサイトで性同一性障害を「病気」と説明した記事が今月8日(2020/7/8)に削除されました。 世界保健機関(WHO)が遡ること6月18日、「国際疾病分類」最新版(ICD-11)を発表し、 …