管理人をしている「ADHDのライフハック」以外にも一参加者として入っているオープンチャットで聞いた話です。旦那さんがADHDでよくうっかりミスをするのですが、彼女は「自分は人を許すし、逆に自分も人に許してもらう」と言っています。この考え方は重要だと思いました。
仕事上の話で言えば、自分が入力した数値や作成した文章を先輩や周りの人にダブルチェックの意味で見てもらうと言うのは、発達障害の人には重要なライフハックだと思います。ひとりで抱え込んでどんなに努力しても、ADHDの人には注意力に限界があるからです。それよりも周りの力を借りて自分の足りないところを補ってもらう。そうすることによってミスが減り、仕事上もうまくいき職場も助かるものです。
この場合人にチェックをお願いすることは、自分の業務を楽にすると言う側面もありますが、それ以上に職場を助けているということにもなっています。いやむしろ個人としてのメリットよりも職場としてのメリットの方が大きいとさえ思います。ADHDの人はこのことを念頭に入れて生きていくと、自己肯定感を高めることにもつながると思います。
約10年ほど前から日本でも自己責任論が主流になりつつあります。自己責任論が行き着くところは本来は自立なのでしょうが、ADHDにとっては孤立になると思います。この孤立を防ぐためにも、ADHDの人は積極的に他人に助けを求めるべきだと思いました。もちろんその行為が結果的に周りの人を助けることを前提にしての話です。