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1.発達障害関連 4感想(本・映画・音楽など)

No.31(感想:本)発達障害の人が活躍するためのヒント

投稿日:2020-06-09 更新日:

発達障害の人が活躍するためのヒント

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書評であまり発達障害を直接的にテーマにしたものがなかったので今回おススメしたいと思います。この本は発達障害者が社会でどのように仕事を選び、就くか、についてを様々な実例を載せた上で考察している良書です。

ASD,ADHD特性があり、過去に就職で人間関係や業務適性で苦労した方やこれから始めて就職される方には非常に多くの気づきが得られる本です。

ではポイントを解説していきます。

1.仕事選び~認知特性を踏まえた職種が充実~

第5章の発達障害の人と仕事ではまず最初に以下のようにパターン別の職種紹介があります。これが非常に役立ちます。

画像で考える人に向く仕事 建築と高額の製図設計者、写真家…以下省略
言語と事実で考える人に向く仕事 ジャーナリスト、翻訳家、小売専門店…以下省略
パターンで考える人に向く仕事 エンジニア、物理学者、音楽家・作曲家…以下省略

まず、発達障害の特徴である、視覚優位、言語優位という認知特性を生かした提案がなされている点が素晴らしいです。発達障害者は認知ができずいずれかに特化した認知になりがちで、定型発達者が難なくできる視覚・聴覚・言語認知をバランスよく使う職業を避け、その特化した認知を生かした仕事を選びをしましょう、というテーマが実に理にかなっています。

2.就職~欲しかった支援や不合格体験記が役立つ~

就職活動は発達障害者にとってストレスのかかる重いテーマです。一般的な合格体験記は成功要因を多く載せるものですが、本書はこんな支援が欲しかった(P67~)や不合格体験記(P69~)が載せられており、より失敗しないためのフォローが満載です。

発達障害をお持ちの方にとって他人の「なぜうまくいかなかったのか?」事例は定型発達の人以上に共通しているものです。これを事前に知っておくことは就職活動において大きな強みになります。ここを私は高評価したいと思います。

3.社会に出てからの困り事対応

仮に就職をしても、特性上どうしても発生するミスやそれを克服するための努力から来る体力面や精神面の疲れは定型発達の人よりはるかに大きいものです。本書では
体力・気力への対応(特にホルモンバランスの崩れやすい女性へのフォロー)、
変化への対応(認知パターンの癖を知り、自主的に行動できるようになる)、
余暇の過ごし方(心身をリフレッシュさせ回復させて仕事に臨むことはある意味仕事と同じくらい大切なことです。)

についてページを割いており、親から離れ独立して生きるためのアドバイスが豊富に載っています。

他にも活躍するための必要な支援やコミュニケーション上の注意点など社会で働く中で心掛ける点が載せられています。これから就職活動を迎える方や、過去の就職で失敗して再起を図ろうとしている方、またそのご両親や知人にもお勧めします。

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