ADHDの生き方探し

得意な生き方を選んで一度きりの人生を充実させましょう。

3.ライフハック(仕事・健康・お金)

No.23(仕事)職場で消耗しないために

投稿日:2020-05-21 更新日:

発達障害のある人は障害に合わせた配慮を頼みたくても、恥ずかしいし申しわけなくて言い出せない人もいると思います。またコミュニケーションが苦手で言い出せないケースもあると思います。言い訳がましくもならず、トゲのある言いかたにもならずにうまく自分のニーズを伝えるにはどうすればいいか?どの程度の措置なら頼んでいいのか?について書いてみたいと思います。

事務処理能力を問われる定型社会

定型発達の作った社会では、情報処理スピードや整理整頓能力が重視されるケースが多いです。でも事務処理や整理能力が低いというだけで、能力全体が低いことにはなりません。まずは「自分には事務処理や整理能力がない」と認めたうえで「これは発達障害特性であり、頭が悪いわけではない」と割り切りましょう。

自分には配慮してもらう値打ちなどないと思っている人はまず意識を変えましょう。特別扱
いしてもらうなんて他の人に悪い、と思ってしまう人も同様です。必要な措置を頼むのは、皆と公平な条件で働くためであり、最高の仕事をして、会社に最大の貢献をするための手段なので、それを忘れないようにしましょう。あと障害があるからといって自分の特技や才能まで全否定してしまわない事も大事です。

欠点を時間(オーバーワーク)で埋めない

勉強や仕事は、成功してステップが上がるほど、難しくきつくなりがちです。責任の重い仕事をするようになるとパソコンを使った小手先のテクニック等自分なりの工夫だけでは時間がいくらあっても足りません。

私も新人時代を振り返ると皆が1時間で済ませる事務処理を3時間かけて仕上げていました。学歴や知能は皆と同じ水準のはずなのに、皆が自然に身につけている事務処理能力が備わっていないし身に付かない。大きな支店にいて取引先も多く業務量も多かったので、時間(残業・土日出勤)と労力をかけて頭で考え埋め合わせてきた結果、いつも月末から月初にかけては頭がふらふらしていました。2年目になって後輩が来ると①教育や引継ぎ②業務のチェックといった作業も増え更に頭がフラフラになりミスも増えました。

3年目にやっと他の部署に転勤になり、事務処理担当から外れたとき心からほっとしました。もしあのまま部署に残っていたら…会社を「辞めなければ」と思い詰めてしまっていたかもしれません。その後も事務処理の仕事は数年ありましたが、部署の規模が小さかったのでミスを繰り返しつつも何とかこなすことができました。でも今振り返ると思うのです。事務処理仕事は合っていなかったと。苦手分野を回避して、特技だけを活かせる部署に配属してもらうよう面談で希望を出しておくべきだったと。

能力の凹凸が激しい人々が、自分にぴったり合った仕事を見つけるのは簡単なことではないと思います。皆さんもこの仕事(勉強)は辞めようって思ったことありませんか?でもそれは頭が悪いせいでもなければ才能がなかったせいでもない、ということをきちんと理解しておくべきです。処理すべき業務量が多すぎただけかもしれないし、周囲が非協力的すぎただけなのかもしれません。大切なのはオーバーワークで消耗したりせず、徹夜などでごまかさず、自分に合った仕事のスタイルを打ちたてることなんです。

配慮を依頼する事:業務の見直し

自分の仕事のスタイルと言ったって何から始めればいいのか?最初に見直さなければならないのは割り当てられる業務です。発達障害の人は能力の凸凹のせいで一般的に簡単と考え
られている事務作業でつまずきがちで、そこで「自分は簡単な仕事もできない」とエフィカシー(自己能力感)を下げてしまいます。単純な向き不向きの問題なのに。
もう一つは、能力に見合ったやりがいのある仕事を担当しているのに、付随する庶務で挫折するというパターンです。結局事務処理量が自分の力の範囲に収まるところまで仕事のレベルを下げる、才能ではなく障害を規準に仕事のレベルを決めることになることです。

これらは非常にもったいないというか、「持てる実力を発揮していない」状態です。頭の中にはアイデアがたくさん湧くのにまとめる事務能力がなく、人に手伝ってもらおうという発想もなかったとしたら勤務時間の大部分は、アイデアを出すことより出したアイデアを分類したり集約する作業に消えます。これは職場に依頼して自分の得意な作業に仕事を合わせてもらうべきです。

自分で頑張る事:優先順位と時間配分の見直し

あと優先順位と時間配分のバランスが悪い人も多いと思います。こういう人がチェックした方がいいバランスは、次の2点です。

1.自分の特技を活かす時間と、欠陥をカバーするのに使う時間
2.自分のニーズに専念する時間と、他人のニーズに応える時間

ポイントは自分のニーズと他人のニーズのバランスです。発達障害者の場合欠陥のカバーと他人のニーズは完全を求めると時間がいくらあっても足りません。どこかで「N0」と言うこと、「ここまでが限界です」と説明することが肝要です。いい仕事をすればますます仕事を頼まれるのでつい応えたくなるとは思いますが、そのためには時間を人より沢山費やしたり薬の処方量を増やすなどしてどこかで頭打ちが来ます。相手を拒絶せずに自分の評価を下げないような断り方が重要です。それは自分の都合の良い時間に「後回しする」よう伝える事です。

ポイント1.優先順位(自分にとっての)

依頼された順番通りに仕事を進めていると、本来自分がすべき事に未着手、ということにもなりかねません。まずは自分のスケジュールを確認し頼まれ仕事がどれくらいの優先順位か見積もりましょう。また作業ではなく誰かと一緒に打ち合わせに出席するような仕事の場合自分の空いた時間の確認をしておくことも重要です。

ポイント2.締め切り

それをやらなければならないとして、締め切りがいつなのか必ず確認してください。そして、相手の要望通りに終わらせるのが難しい場合には、「仕事が立て込んでいる」などの理由を伝えて、締め切りを延ばせないか相談してみるといいでしょう。外出や打ち合わせといった人と会う約束は分散せず1日にまとめるようにして、他の日に他の作業をする時間を確保しましょう。

ポイント3.バッファ(予備時間)

スケジュールはあくまで“予定”です。どんなに綿密にスケジュールを組んだとしても、すべて予定通りに進められるとは限りません。スケジュールは常に変わるものだと思っておいた方が、余計なストレスを感じずにすむでしょう。「バッファ(=予備)時間」を設けておくことも重要な時間管理術のひとつ。余裕ができた時は次の仕事に手をつける前に、短時間でも休憩を挟むようにしましょう。特に発達障害があると疲れに気づきにくいのでずっと仕事を続けるよりも、休みを挟んだ方が集中力が高まって能率も上がるはずです。

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